【3STEPで学ぶ】YouTube漫画動画の簡単なストーリーの作り方

YouTubeシナリオライターを目指している人や初心者は、なかなかストーリーを作れず苦戦しがち。
テーマが決まっているのに筆が進まない、ゴールが見えない不安感は誰しもが一度は経験したことがあるはずです。

しかし、YouTube漫画動画には、決まった型や簡単なストーリーの作り方が存在するのを知っていますか?

そこで今回は3STEPに分けて、ストーリーの基礎から応用編までをみっちり紹介します。

読み終わるころには今よりストーリー作りの時短と、質の良い作品の提出が出来るようになり、単価アップも夢じゃないでしょう。

目次

STEP1:YouTubeの漫画動画の作り方の基本は「起承転結」

物語には必ず「起承転結」が存在します。

起承転結の内容は以下の通りです。

起…物語の導入・登場人物の紹介
承…ストーリーの大きな事件
転…状況ががらりと変わる
結…結末とエピローグ

内容を見て、そんなの当り前!と思ったかもしれません。
しかし、実は正しい起承転結は、必ずどのシナリオにも存在するわけではないのです。

例えばだらだらと同じシーンの繰り返しだったり、なんだかよくわからない終わり方をする動画に出会った経験はありませんか?

それは、起承転結がしっかりしていないシナリオだから。

基本の起承転結がどのようなものか、しっかりと学んで流れを掴みましょう!

起:物語の導入・登場人物の紹介

起では、物語の導入や登場人物の紹介が入ります。

動画でよくある形としては、「僕/私の名前は○○。○○歳のどこにでもいる会社員」などと始まるのがこの部分。

一人称の紹介や、その家族や友達の紹介が入り、どんな登場人物がこのストーリーを織りなしていくのかがすぐにわかります。

また、ここで興味を引くキーワードが1つでも織り込まれていないと、視聴者が動画から離脱してしまったり、うまく感情移入が出来なくなってしまったりと残念な結果に…。

そこで、登場人物の紹介はそこそこに、物語の面白いキーワードを早めに盛り込むことが大事です。

例えば2つの例を紹介します。

例1
俺の名前は田中太郎。普段は○○商事の経理部で主任として働いており、毎日忙しく頑張っている。
俺には妻の花子がいるのだが、最近花子の様子がおかしい。
そこで、俺は花子の行動を尾行することにした。

例2
俺の名前は田中太郎。どこにでもいる会社員。だが俺は今、探偵のごとく妻の花子の行動を尾行している。

例1では、田中太郎がどこでどのように働いているのかは分かりますし、妻の花子がいるのも分かります。

しかし、これを声に出して分かりやすく読むと、花子の行動を尾行する面白そうなターンまで20秒近くかかってしまうのです。

20秒もあれば、視聴者はつまらなそうだと離脱してしまうでしょう。

例2では、田中太郎が会社員なのに、「探偵のように」という相反するような職業で比べながら、文章に緊迫感を持たせ、どうして尾行しているのか続きが気になる!という構成になっているのが一目瞭然です。

また、「探偵」や「尾行」と気になるワードが出てくるまでは必ず10秒以内に収まっていますので、離脱されにくい構成が出来上がっていると言えます。

このように、起では登場人物の説明に絡めて、面白い導入で視聴者を物語に没入させる役割があります。

ここがうまくいけば、盛り上げ方さえ失敗しなければ最後まで動画を見てもらえる可能性がグンと上がるでしょう。

承:ストーリーの大きな事件

承は、「転」に向かって事件がだんだんと起きるつなぎの部分になります。
そのため、ここがもたもたすると中だるみしてしまう性質にあるのです。

しかし、つなぎだからこそ結論まで駆け抜けるまでの助走として非常に必要なパートとなります。
つなぎなのでうまく作れないと、せっかく良いスタートダッシュをしてもストーリーが置いてけぼりになりがち。

どうしてこのような流れになったのかついていけず、中盤での離脱が増えてしまいます。

そこで、このパートでやるべきことは

  • 結論に向けて主人公の特徴を際立たせること
  • 主人公やその周りに対して乗り越えるべき壁を用意すること
  • 主人公が向かうべき目標をしっかりと提示してあげること

この3点のみで構いません。

主人公の周りで起きている内容に対して、読者や視聴者が共感したり、応援したりするために必要な内容を詰め込むと、中だるみを抑えられるでしょう。

例えば先ほどの田中太郎の物語を進めるとすると、妻の花子を尾行した続きから書き始めると思いますが、ここで今伝授した3点を気にしてストーリーを進めてみます。

太郎が尾行した先では、なんと花子が太郎の直属の上司とキスしていた。
太郎は花子を一途に愛していたからこそ許せないと思い、慰謝料を取り離婚しようと決める。
しかし、上司は社長の息子で、社長に溺愛されている。もし訴えたら太郎はクビになるかもしれない。

それでも太郎は、何とかして上司を含めた二人を訴えようと、証拠集めや仲間を集めるために奔走することを決意した。

太郎の特徴は、浮気を許せない一途な男性であること。そのため花子の裏切りを許せず離婚に踏み切ろうとする強い気持ちが際立っています。

しかし、乗り越える大きな壁として、妻の花子の浮気相手が会社の直属の上司なうえに、社長の溺愛している御曹司である事実が待っています。太郎は平社員のため、場合によっては職場を失うかもしれないのです。

しかしそれでも慰謝料を取って離婚すると決意をした太郎は、目標の為に奔走していく…このようにつなげると、読者は「このあと太郎はどんな風にこの状況を乗り切るのだろう」「太郎に頑張ってほしい」と思ってもらいやすくなります。

つまり、「承」パートでは、「起」パートで面白そうと食いついてくれた視聴者や読者をがっちり離さないために、テンポよく話の着地点と目標を伝えるのが大事なのです。

そして、テンポの良さとわかりやすさを考えて、次の「転」につなげていきましょう。

もたもたはNG!
短い単語や言葉でわかりやすく、視聴者の心を捉える工夫を。

転:状況ががらりと変わる

「転」は文字通り、状況ががらりと変わるパートになります。
では、がらりと変えるためにはどのような工夫をすればいいのでしょうか。

答えは簡単。「乗り越えるべき壁を沢山作り、主人公に苦労をさせる」ことです。

例えば、田中太郎の物語で、太郎が妻花子の浮気現場に向かってすぐに走り「離婚だ!」と言っただけの物語だとすれば、読者や視聴者としては盛り上がりもなく、肩透かしの物語で終わってしまいます。

「承」パートではテンポ良く困難や着地点や目標を伝えると書いたのですが、1つの「承」に対して1つの「転」がセットになっていると考えてみて下さい。

では、早速例を挙げてみましょう。

太郎が証拠を集めるために奔走した「承」⇒携帯やパソコンのメールからは証拠が出てこない「転:挫折」
太郎が弁護士を雇った「承」⇒敏腕弁護士が証拠をつかんでくれた「転:成功」
太郎が花子に証拠を見せつけて離婚を迫った「承」⇒やっていないとしらを切りとおされ逃げられた「転:挫折」
太郎が会社の社長に上司の浮気現場の写真を見せた「承」⇒社長に罵倒され、会社もクビにされた「転:挫折」
太郎が罵倒されたときにこっそり音声を録音「承」⇒弁護士に提出して社長もハラスメントで訴えた「転:成功」

様々な「承」と「転」がある中で、「転:成功」と「転:挫折」を用意します。

すると困難を少しずつ超えていく主人公の図が浮き彫りになり、さらに応援したくなるストーリーへと大変貌を遂げるのです。

主人公にしつこくない程度に回り道をさせ、目標達成までの期待値をアップさせる。
すると、最後に感動や達成感を感じられますので、是非丁寧に「承」からのバトンを受け取りましょう。

そして、一番の困難の突破を「転」に持っていき、結末への感動に繋がっていくのです。

結:結末とエピローグ

「結」はもちろん文字通り結末と、物語の終わりやクライマックスのパートになります。
しかし、実はこのパートは、物語を作るにあたり、最初もしくは「起」と同時に作るべきパートと言えるのです。

ただ、そんな中、「結」パートは最初に作り上げるからこそ、ある意味好きなことをしても良いとされています。
なぜでしょうか。

例えば、田中太郎の物語を例にしてみると、

①田中太郎は妻と上司をしっかりと訴えて、慰謝料を獲得、そのお金で起業して成功した。
②田中太郎は妻と上司をしっかりと訴えて、慰謝料を獲得したが、会社はクビに。現在は都会の暮らしに疲れて自給自足の田舎生活を送っている。
③田中太郎は妻と上司から慰謝料を貰い、社長のパワハラも訴えた。社長の悪事が明るみに出て社長は責任を取って退職に追い込まれた。
④田中太郎は妻と上司から慰謝料を貰い、社長のパワハラも訴えた。会社は社長一代で築き上げていたのでこの悪評がきっかけで倒産。太郎は慰謝料で生活をしながら転職をして、今は明るく働いている。
⑤田中太郎は妻からは慰謝料を貰えたが、上司は社長のこともあって訴えるのをやめた。その代わり社長を訴ようとして、結果的に社長からこのことを内密にする約束の代わりに、まとまった金額を貰った。

このようにたくさんの結末が考えられます。しかもこれは一例です。

起承転…ときて、そこまでのストーリーはほぼ一緒ですが、それぞれの結末に向けての種まきは、「承」や「転」の繰り返しの中でしっかりと行わなくてはなりません。

マラソンでもスタートがありゴールがあるからその中のコースを走り、走りの中でドラマが生まれますよね。
結末が決まっているからこそ、「承」や「転」が進む方向が定まります。

面白くなかったり、テンポが悪かったり、読後感がすっきりしないシナリオは、結末を先に考えられていない作品がほとんど。
ゴールに向けて、間を作っていきましょう!

あれだけ長く時間を取って物語を見たのに、
最後でがっかりさせてしまうと、視聴者の失望は大きくなります。
コメント欄も「つまらなかった」という意見で埋め尽くされがちなので
気を付けましょう!

STEP2:実際のシナリオから起承転結を分析

起承転結の役割が分かったところで、さあ書き上げましょう!と言われても右も左もわからなくて挫折…。
これでは意味がありません。

実際のシナリオを使って、起承転結を分析してみましょう。

実際のシナリオを使って分析をする理由は、以下の通り。

  1. 実際のストーリーの中で起承転結の位置をつかみ取る
  2. 「承」と「転」の繰り返しのリズムを学ぶ
  3. どうしてそのストーリーが面白い(つまらない)のかを説明できるようにする

実際に私は今でも週に20本以上は漫画動画やLINE形式の動画、朗読動画などを見て研究を重ねています。

同じチャンネルやすでに登録者数の多いチャンネルばかりを見るのではなく、登録者数が少なくても再生回数が伸びている動画や、逆に他は再生回数が伸びているのに落ち込んでいる動画などをピックアップしています。

ジャンルも「スカッと動画」「感動する話」などひとつのものにこだわらず、どんな依頼が来ても問題ないようにするのがポイント。

電車での移動中や休憩時間などに、テレビ番組を見る感覚で出来るのでおススメですよ。

漫画動画でストーリーパートの抽出をしよう!

実際に私が行なっているストーリーパートの抽出方法をご紹介します。
ここではすでに動画を選んだと仮定して話を進めていきます。

  1. 動画を通しで見る(2倍速がおすすめ)
  2. あらすじを覚えている限り書き込む
  3. 書いたあらすじの中で、「起承転結」がどの部分になるのかをパート分けする
  4. 再度同じ動画を通しで見る(2倍速がおすすめ)

ここでわかるポイントは、1度見て起承転結がしっかりとわかる動画は、起承転結やストーリー全体の組み立てがしっかりしている動画だということです。

普通YouTubeの動画はよほど気に入ったものでない限り、1回しか見ませんよね。
その1回で起承転結が手に取るようにわかる動画となると、視聴者が見終わった後に「すっきりした」「面白かった」となるのは当たり前です。

また、起承転結がどの部分になるのかのパート分けで困ってしまう動画、というのは理路整然としていません。
「起」が終わったら「転」になっていたり、もう一度「起」に戻ったりと、視聴者を振り回してしまうのです。

「承」と「転」が何度か繰り返されるのは、物語のポイントとして非常に重要ではありますが、「起」と「転」「起」と「結」などがジャンプしてしまう動画は、視聴者を置いてけぼりにしていると言えるでしょう。

さらに初心者向け:童話や昔話で練習

もし、実際の動画からの抽出が難しい!やり方が分からない!と思った人におすすめの方法は、「昔話で練習する」です。

例えば桃太郎や金太郎、シンデレラなど、誰しもが名前だけでも知っている物語の動画がYouTubeにも上がっています。
その動画で「起承転結」のリズムを練習するとわかりやすくなります。

昔話やグリム童話などは、子供に向けてのメッセージ性が強いので、ストーリーが簡単で、パートの分類分けが簡単です。
特に、あえて名前だけは知っているけどストーリーを細かく覚えていない童話で起承転結を学ぶと非常に勉強になりますよ。

私はかちかち山と金太郎、マッチ売りの少女で練習しました。
コツがつかめたら、実際のYouTube動画の短い尺のものから
起承転結を抽出する練習をしていきました!

STEP3:YouTube漫画動画のストーリー構成の応用編

YouTube漫画動画のストーリー構成の基礎や、起承転結の作り方などをしっかりと学んでいきました。
では、私が今までに経験した応用編に値する知識をご紹介します。

実際に案件を受け取ると、様々な注文がクライアントから入りますが、その中でも最も多い応用内容を2点解説します。

①見せ場を最初の5秒に持ってくる

最初の5秒に見せ場を持ってくる理由は、現代人には時間が無く、様々な魅力的なツールにあふれているから。
YouTubeシナリオライターはその現代人の心の隙間にきちんと取り入り、動画のファンになってもらう必要があります。

どういうことかというと、例えばYouTubeを見ようとすると、広告動画が流れてくることがありませんか?
そして、その動画はたいてい「5秒後にスキップ」と表示されていると思います。

私も経験があるのですが、最初の5秒で面白いと思った広告は、その商品を買おうとしていないのにも関わらず最後まで見てしまいますよね?

なぜかというと、「動画の印象は最初の5秒で決まるから」なのです。

CMでも一番長くて30秒、短いと幕間5秒の場合もあります。
例えば、会社の名前や商品名、タイトルコールなどはものの数秒なのにも関わらず、心に残りますよね。

つまり、キャッチーなフレーズや印象的な言葉はわずか数秒で決まります。そのうえ、視聴者はこの動画に対して自分の余暇を使うのに適切か、を僅か最初の5秒で判断していると言えるのです。

具体的に説明すると、YouTube動画の場合、タイトルやサムネイルを見て気になった視聴者が、「この動画面白いかな?」と思いクリックをします。

その後、動画を見始めた時に「続きを見てみよう」もしくは「面白くないからいいや」と判断をします。
その判断が僅か5秒とシビアな世界!

そのため、最近の多くの人気チャンネルの動画では、「妻が友達と不倫していた」「夫が借金を作って蒸発した」など、最初に肝となるワードを紹介するのが流行しています。

現在J-POPでも、曲の前奏が少ない(もしくはない)ものが多いと思いませんか?
例えば、YOASOBI・NiziU・Adoなどの曲を思い返してみて下さい。
現代人には様々なコンテンツがあるので、短い時間で良い作品かを判断し、悪いと思ったものはバッサリ切ってしまうのです。

②決め台詞がある

チャンネルによっては、そのチャンネルのキャラクターや登場人物の決め台詞などがあります。
水戸黄門で言うところの「この紋所が目に入らぬか!」のようなキャッチコピーです。

結末に向けて課題がどんどんとストーリー内で解決していくと思うのですが、その中で主人公がバチっと決めるシーンや、敵や相手側の捨て台詞などが決められているチャンネルが意外と多くあります。

人気のチャンネルであればあるほど、「このセリフを待ってました!」というファンがついています。水戸黄門でも「この紋所が~」のフレーズがないと、え?と困惑してしまいますよね。

起承転結がしっかりしているストーリーを作るだけでなく、「このフレーズに必ずこの決め台詞を入れてください」「〇文字以内の間に台詞に持ち込んでください」という注文は多く見受けられます。

ストーリーを面白く作るだけでなく、そのチャンネルのカラーや決まりに則り、自然と決め台詞が登場するような台本の言い回しをしっかり研究する必要があると言えるでしょう。

決め台詞や決まり事のあるチャンネルは、
直近の公開された動画を3~4本見ると流れがすぐにわかります。
起承転結の作り方や、チャンネルの作り方を学ぶために、
STEP2でレクチャーしたストーリーパートの抽出が有効になりますよ。

YouTube漫画動画の作り方を覚えれば、面白いストーリーが作れる!

面白いシナリオを作るのは難しそう…と思っている人は多いと思います。
私も最初はそうでした。

ただ、漫画動画の作り方にはきちんと決まった型があります。
その型を覚えれば、ある程度のレベルの作品は簡単に作れるのです!

YouTube漫画動画の起承転結
  • 「起」では、物語の面白いキーワードを早めに盛り込むことが大事
    ⇒視聴者が最初の5秒で継続して視聴するか、離脱するかを決めてしまうから。
  • 「承」では、「転」に向かって事件がだんだんと起きるつなぎの部分
    ⇒どこが目標なのか、主人公がどこに向かうべきなのかの種まきをすることで結末に達成感が生まれる。
  • 「転」では、「越えるべき壁を沢山作り、主人公に苦労をさせる」
    ⇒ひとつの「承」に対し「転」を用意する。波のように展開を作り飽きさせない動画づくりを
  • 「結」では、今までの伏線や種まきを回収できれば、ライターの思い通りに進められる
    ⇒ただし、「起」と「結」は同時に作っておくこと。スタートとゴールに向かって間を制作するべし!

この起承転結の典型的な内容と流れをしっかりマスターできれば、あとはチャンネルのカラーやクライアントの希望に沿ってストーリーをいじったり、決め台詞を盛り込んだりするだけで、非常にわかりやすく楽しいシナリオになります。

是非、面白いストーリーが作れるようにたくさんの動画を見て研究してみましょう!

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