クラウドソーシングで人気のサイトと言えば「ランサーズ」です。
ランサーズではランサー(お仕事を受注する人)に対してランク制度を設けており、一番上のランクは「認定ランサー」と呼ばれています。
多くのランサーは認定ランサーになるために努力をしているのですが、その理由は認定ランサーになると様々な特典を得られるから。
そこで、この記事では認定ランサー歴1年半以上のよこもりさんに、認定ランサーの特典や体験談をご紹介していただきます。
認定ランサーで得られた6つの特典

認定ランサーになると6つの特典が得られます。
その6つの特典は以下の通りです。
- 認定エンブレムの付与
- 認定ランサー検索に掲載
- メルマガ等への掲載
- おすすめ案件のご紹介
- サポート優先対応
- チャットサポート
この特典はライター業に関わらず、全てのカテゴリの認定ランサーに付与されるものです。
2021年7月現在の特典となるため、予告なく変更になる場合があります。ランサーズに登録する際に確認をおすすめします。
それでは、それぞれの特典を深堀りして説明します。
認定エンブレムの付与
認定エンブレムとは、プロフィールの横に書かれる盾型のエンブレム(紋章)の名称です。
実際に私(よこもり)のプロフィールを見てみましょう。
まずはランサー一覧から検索した時の私のプロフィールです。一覧で検索すると以下のような表示で確認できます。

もしも一覧でシルバーランクの方を見つけた場合は以下のような表示になります。

「認定されているカテゴリー」の項目がなく、色も目立たない仕様になっています。
その後、認定ランサーの方のプロフィールをさらに詳しく見るべくクリックすると、このような画面に切り替わります。

詳しいプロフィールでは認定エンブレムだけでなく、名前が金縁で囲まれ、目立つ文字で「認定ランサー」と表示されます。
このように、エンブレムだけでなく色やデザインも目立つようになるので、他のランクの方よりも見つけてもらいやすくなり、実績がある方に見えるのです。
ちなみに私はWebライターだけでなく、モニターやアンケート、シナリオライターなど複数のカテゴリで認定を貰っています!
認定ランサー検索に掲載
ランサーズでは「認定ランサー検索」というものがあります。
例えばGoogle等検索サイトで「認定ランサー」と検索すると、ランサーズの公式ページの中の認定ランサーについてのページが上位表示されます。
実際の画面が以下の通りです。

このページの上部と下部の2ヶ所に「認定ランサーをさがす」ボタンがあります。
このボタンをクリックすると、ランサーの検索画面に到達するのですが、最初から絞り込みが認定ランサーのみとなっている状態で検索をかけられるようになっているのです!
また、クライアントはプロや良い仕事をする人に注文をしたいと考えているので、最初から認定ランサーにしか依頼しない、と決めている場合があります。
今回ご紹介したぺージからだけでなく、最初からフィルタで絞り込んで認定ランサーのみを探す方は意外と多いのです。
認定ランサーになると、シルバーランク以下とは違い、目に留まる回数が増える可能性がぐんと上がります。
メルマガ等への掲載
ランサーズ公式では、クライアント宛にメルマガが届く仕様となっているのですが、そのメルマガに認定ランサーの紹介が掲載されるようです。
正直今まで「メルマガを見て依頼しました」とお声がけはされたことが有りません。しかし、時折今日はいつもよりプロフィールを見られている、相談のメールが何件かまとめて届く等の変化があるので、その時にはメルマガに掲載されているのかもしれません。
少なくとも他のランクよりも露出を多くする努力はしてくれている可能性があります。
おすすめ案件のご紹介

ランサーズである程度実績を積むと、ランサーズ案件担当から直接案件を紹介されます。中には高単価案件、今後のスキルに繋がるもの、発注につながりやすい案件などを紹介される場合があります。
実際に私も複数回ランサーズから直接ライターとしての依頼を受けました。
頂いた内容をいくつか簡単にご紹介します。
- すでに資料のある文章の内容を話し言葉から書き言葉に変える(3000文字で手取り2,700円、所要時間15分)
- 誤字脱字のチェック(3000文字前後で手取り2,500円、所要時間15分)
- 商品紹介のページのリライト(2000文字前後で手取り2,500円、所要時間20分)
簡単な内容で高単価なお仕事ですね!
前触れもなく突然メールボックスに相談のメールが届くので
最初はびっくりしましたが、美味しい案件ばかりでした!
さらに私は定額制クリエイティブパッケージ『Lancers クリエイティブエージェント』と呼ばれる、ランサーズが企業に対して定額制で認定ランサーのサービスを提供するプランのメンバーにも選ばれています。
Lancers クリエイティブエージェントでは、ライターとしてプロジェクトメンバーに加入しており、タイミングとスキル、報酬が合えばお仕事をどんどん受けられます。
選ばれる基準は非公開ですが、認定ランサーとして実績を積むと、ランサーズ本体からチャンスを必ずいただける印象にあります。

補足:認定ランサー様への一斉通知オプション
クライアントの中には、より良い人材に急ぎ仕事をやってほしい場合や、多くの認定ランサーに提案してもらいふるいにかけたい場合など、レベルが高く様々な方の意見を待っている案件を抱えている方がいます。
ランサーズでは「認定ランサー様への一斉通知オプション」を用意しており、プラスで金額を支払うと、そのカテゴリで認定ランサーを取っているランサー全てにメール通知をする機能があるのです。

メールの案件は高額なものや作業量の割に報酬が良いものもまぎれているので、積極的に提案すると良いでしょう。
実際に何度か提案してみましたが、採用にならなくても別件で後日依頼をくださったクライアントが2~3名いました。メールの効果は非常にあると思います!
サポート優先対応
ランサーズ公式では、以下のような説明がされています。
認定ランサーの皆様からサポート担当者へのご質問に対しまして、優先的に対応させていただきます。
引用:ランサーズ公式
しかし、私はサポート対応をしていただいたことが有りません。というのも、認定ランサーになったころにはランサーズの使い方をある程度熟知しているので、サポート対応をしていただくまでもないのです。
一応困ったときには優先的に相談できるので、クライアントとのトラブルがあれば自己解決せず本社に連絡してみましょう。
チャットサポート
ランサーズでは現在段階的にチャットサポートを充実させてきているようです。実際にマイページにログインすると、画面右に以下のようなチャット画面が出てきます(小さくして邪魔にならないようにも出来ます)

認定ランサーになると、このチャットサポートが受けられるのですが、こちらも一度も使ったことが有りません。
ただ、クライアントと揉めてしまったり、システムの不具合があったりと不測の事態に対応していただける窓口が増えたと考えると、いつかは使う可能性があるかなとも考えています。
認定ランサーになって得られる特典よりも、認定ランサーという信頼や自分の価値UPが一番の資産かもしれません。
認定ランサーになって収益UPに繋がったリアルな体験談
実際に認定ランサーになる前となった後で収益UPに差が出たと感じる体験がいくつかありました。
そこで、そのうちの2つの体験談をご紹介します。
※今回の体験談は全てライター(シナリオライター・Webライター問わず)案件ですので、他のカテゴリでは違う場合があります。
相談件数が増えた
認定ランサーになってから、今まで月に0~1件だった相談や見積もりのメールが毎月確実に2~3件は届くようになりました。
認定ランサーで絞って検索したり、実績の数を見て依頼してくださったりと、目にとまる回数が格段に増えた実感が湧くように。
ここのところライターとして1年近く自ら提案はしていませんが、新しいクライアントを探さなくても、比較的良い案件の見積依頼が舞い込んでくるケースが増えました。
提案書を作る際には、今までの実績やポートフォリオを提出する、もしくはテスト案件をクリアしないといけない、というように時間と労力がかかる場合が非常に多いです。
それが、相手から指名して依頼を頂けるとなると、提案書を作る手間が省けますので、比較的負担がなく間口を広げられるのです。
- YouTubeシナリオライター・・・15本以上
- 朗読シナリオライター・・・2本
- ブログや記事のライティング・・・5本以上
- 取材&ライティング・・・3本以上
実際に現在この中でYouTubeシナリオライターのお仕事を中心に活動し、1年以上月に12万~15万円程度の安定した報酬を獲得し続けています!
単価アップに成功した
ランサーズでは、自分が受ける仕事の希望時間単価を提示出来るシステムがあります。
実際にもう一度私のプロフィールを見てみましょう。

シルバーランクの際には希望時間単価の最低金額である1,000円に設定してようやく依頼を受けてもらえるか目に止めていただけるかでした。
認定ランサーになってから思い切って希望時間単価を3,000円にアップしたのですが、その金額以上で見積依頼や仕事の依頼をくださるクライアントさんが急増し、ひとつひとつのお仕事の平均報酬がアップしたのです。
2021年7月現在、私の平均報酬は7,612円となっています。これは、1つの仕事の報酬の平均が7,000円以上という事実を表します。
7,000円越えということは、アルバイトだと6~7時間分の報酬ですね!
ライターのお仕事でこれはすごい!
認定ランサーとシルバーランクの具体的な違い
ここまで認定ランサーになってからの体験談をご紹介しましたが、シルバーランク以下と認定ランサーの具体的な違いを解説していきましょう。
あくまでも私の経験ベースでなおかつライター業に特化した情報になりますので、全ての人が当てはまるわけではありませんが、多くのランサーの方々が似たような体験をされていますよ。
プロフィールを見られる回数
先述した内容と似たような内容にはなってしまうのですが、プロフィールを見られる回数の平均が非常にアップしたと感じます。
実はランサーズでは自分のプロフィールのアクセス数を知るシステムがあるのですが、グラフを見ると一目瞭然でした。何故見られる回数が増えたのかの秘密は次の項目で解説いたします。
検索フィルタ
認定ランサーが何故シルバーランク以下より見られる回数が増えるのかと言うと、検索フィルタの存在があるからなのです。
クライアントはどのランサーに依頼するかを検索するのですが、検索画面にフィルタが存在し、ランクごとに表示が出来るようになっています。

このフィルタを見てわかるように、スキルだけでなく、ランクや認証状況で絞る等様々な検索方法があります。その他都道府県や特定のワードを入れて検索する方法もあります。
クライアントは認定ランサーで絞って検索する場合が非常に多く、シルバーランク以下はこの時点でクライアントの目に留まらなくなってしまう可能性があるのです。
また、しっかりとした企業や気にする方は、認証状況で絞るケースもあるそうです。認定ランサーの場合は認証状況を全てクリアしているはずですので問題ありませんが、シルバーランク以下でも認証状況をクリアしておくと少しでも目に留まる可能性がアップしますよ。
補足:特別な検索フィルタ制度がある
ランサーズでは、法人でご利用をお考えの方へ特別な検索フィルタで絞り込める制度があります。
有料の法人プランが3つあり、その中のどのプランにも標準装備されているオプションが以下の検索フィルタ制度です。
- 業種別 報酬上位100名表示
- プロジェクト完了率フィルタ
- 総合・対応評価フィルタ
- メッセージ返信率フィルタ
詳細はランサーズ公式をご覧ください。
業種別とは、ライターなどのカテゴリ別になります。完了率や評価、返信率は認定ランサーになるとある程度の基準をクリアしているはずですので、フィルタに引っかかりやすくなります。
つまり、認定ランサーになると様々なフィルタを使ってヒットしてもらいやすくなるのです!
信頼度
どの項目でも解説している内容ではありますが、認定ランサーはある一定の条件をクリアしなければ達成できない称号になります。
- 獲得報酬額
- クライアントからの評価
- 仕事完了率(プロジェクト完了率・タスク承認率)
- 24時間以内のメッセージ返信率
- ランサーズへのログイン
- 各種認証やプロフィールの登録
クライアントの中には、認定ランサーは以上の条件を達成していると理解して発注している方もいれば、認定ランサーという一番上のランクを取っているのだからプロ級の仕事が出来るだろうししっかりしているだろう、という見通しで注文してくる方もいます。
つまり、認定ランサーの詳細を知っていても知らなくても、認定ランサー=すごい、プロ、認められていると思われているのです。認定ランサーの肩書こそが信頼度に繋がっていると言っても過言ではないでしょう。
これはシルバーランク以下にはない恩恵だと言えるのではないでしょうか。
認定ランサーになって目に留まるフリーランスになろう!

認定ランサーになるとどのような特典や体験が得られるのかを詳しくまとめて参りました。
分かりやすくまとめると以下の通りとなります。
①エンブレムが付与され目立ちやすくなる
②検索フィルタで引っかかりやすくなり、目に留まりやすくなるので相談件数が増える
③おすすめ案件をランサーズから紹介してもらいやすくなる
④認定ランサー一斉通知で良い案件を提案しやすくなる
⑤信頼度が上がり、単価アップがしやすくなる
⑥困った際のサポートを優先的にしてもらえる
以上の特典が受けられるのは認定ランサーのみです。もちろんシルバーランクでも質の良い仕事をしていればリピーターが付きますし、良い出会いに恵まれるかもしれません。
しかし多くのクライアントは認定ランサーと呼ばれる名前を信用しているのが現状です。
より良い案件を頂き、単価を上げて安定したフリーランス生活を送るために、是非認定ランサーを目指しましょう!
認定ランサーになっただけで満足せず、認定ランサーならではの特典をフルに使ってより上質な案件をゲットしちゃいましょう!
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