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海外移住といっても世界には日本を除いて195か国もの国があり、さらに細分化して自分たちが暮らす都市を探すとなると、到底一筋縄ではいきません。しかし、国選び、都市選びは自分にとっては重要な第二の人生の最初の一歩。できる限り失敗はしたくありませんよね。

そこで、今回は都市選びに失敗した2人の経験をご紹介するとともに、後悔しない国・都市の選び方を考えてみたいと思います。

海外移住の失敗談~仕事編:帰国を余儀なくされたベトナムのダナンの出来事

2010年以降、チャイナプラスワンの第一候補として注目されているベトナム。人口9000万人を超える発展途上国の中では近年最も都市化された国として、日本からも多くの日系企業が進出しています。ベトナムの首都は北部ハノイで、南部ホーチミンは最大の商業都市。

そして、ベトナムに海外移住を試みたAさんが注目したのは中部都市ダナン。ビーチリゾート地として旅行者に支持されている一方、ベトナム第3の都市として経済にも注力されていて、主にIT関連の企業がダナンに支店を置いています。

最初は観光とベトナム語の学習に時間を費やし、海外生活をエンジョイ!

Aさんはダナンへ移住すると、まずは仕事よりも海外生活を満喫することを優先。旅行者行きつけのビーチで何をすることもなくハンモックに揺られていたり、近隣にある世界遺産のホイアンやフエへ泊りがけで観光を楽しんだり、また市街にある在住外国人が通うベトナム語学習塾で語学勉強をしたり、そこでできた欧米人やベトナム人の友人と一緒に旅行へ出かけたりと、まさに誰もが羨む海外生活をおくっていました。

実際海外移住をすると、このような日常をおくることができるのは事実です。ただし、それは生活に困らない収入ありきとなりますので、当然Aさんもこの生活を長く続けることはできず、3か月後には仕事を探しはじめることになりました。

ビーチが傍にあるのに、毎日パソコンに向かって就職活動

Aさんは海のすぐ近くのアパートメントに生活の拠点を置いていますが、就職活動をはじめてからは一度も海水浴を楽しむことはありません。なぜなら、思った以上に就職活動が困難を強いられているからです。

海外就職において立ちはだかる難問というのは2つあり、1つは「応募条件」、2つ目は「求職件数」です。応募条件は『ITのエンジニアとして5年以上の経験』、『ベトナム語もしくは英語がビジネスクラス』といった、所謂“未経験者歓迎”はほとんどありません。これはベトナムで働くに当たって就労ビザを取得する必要があるのですが、そのビザが日本で専門職に就いていた人でなければ取得できない決まりがあるからです。

また、Aさんはベトナム語も英語もからっきしなので、それも応募条件にそぐいません。そして何よりも頭を抱えるべきが、求人件数自体が少ないことです。ダナンは近年旅行者数が急増しましたが、あくまでも観光地として。ビジネス都市としはまだ未熟なので、ダナンに拠点を置く日系企業の数も非常に少ないことが挙げられます。

結末:初めての海外移住は失敗に終わり、後悔することに

Aさんは半年ほど就職活動を続けましたが、結局1社たりとも内定を受け取ることはできませんでした。人材紹介会社を通して数社は面接までいくのですが、やはり専門職の経験年数と語学力で落とされるのです。Aさんは生活費も尽きてきたため、仕方なく諦めて日本へ帰国することになりました。

今回Aさんは初めての海外移住を失敗しましたが、その原因は「日本にいるうちから現地の求職事情を下調べしなかった」ことに尽きます。海外移住に憧れを抱いている方は、ついつい観光として魅力ある都市を移住先に選びがちですが、実際そこで生活・仕事をするとなると、日系企業の数や現地で求められている業種・職種を事前に知っておく必要があったと言えます。しかし、Aさんは日本で何も準備をしておかなかったことに後悔はしましたが、この失敗を糧に次の海外移住はきっと成功させることができるでしょう。

海外移住の失敗談~生活編:念願のバリ島に移住したRさんの顛末

日本人の旅行先として高い人気を誇るインドネシアのバリ島。アジア好きであれば、一度は行ったことがある人も多いのではないでしょうか。

民族の伝統舞踊やヒンズー教寺院、美しい南国ビーチなど、日本とはまるで違う文化と環境の中に身を置くことができ、いつしかバリ島の魅力にとらわれ、Rさんは移住を決意しました。仕事は日本にいるうちからオンライン面接で内定をもらい、現地の旅行会社で勤務することが決定していました。

仕事は順調。観光も楽しんで、海外移住を心から満喫していたが、思わぬ落とし穴が……

Rさんは日本にいるうちからバリ島及びインドネシアの文化を学習していましたし、なによりもアジア好きのため、仕事も含めて私生活は順風満帆でした。心の底から「バリ島に移住してよかった」と思うような日々が続きました。しかし、バリ島生活を初めて半年ほど経つと徐々に身体に異変が起き始めました。その原因が何なのかはRさんが身をもってひしひしと実感していることでした。

それは「食事が合わない」ことです。Rさんは移住前に何度もバリ島へ旅行経験がありましたし、バリ料理もおいしいと感じていました。しかし、実際生活するとなると、毎日小洒落たレストランに行くわけにもいかず、基本は食堂で食事を済ますことになります。

しかし、大衆料理はスパイスが強かったり、味にクセがあり油の量も多くご飯もぱさぱさ。ご飯の上に焼いた豚肉一枚のっている、そんな料理を日々食べ続けていると、次第に身体が悲鳴を上げて「もうこんな食生活は嫌だ」となるように。

結末:海外移住は満足できたが、実際住んでみないと分からないことも

バリ島には日本食レストランもあり、Rさんも最初はそこに通うこともできたのですが、やはり物価は高く、週に何度も日本食にありつこうとすると、食費が給料の半分を占めることにも……。収入も含めて生活できる環境にはなく、結局会社をやめてRさんは日本に帰国することになりました。

Rさんは念入に下調べもしていましたが、「食事が合うか合わないか」を軽んじていたのかもしれません。しかし、実際現地の食事事情はかなりセンシティブな問題で、Rさんのように食事が我慢できなくて日本に帰国、あるいは移住先を変える人は実は少なくありません。

移住をする前に、1か月ほど試しに住んでみるのもおすすめ

憧れの海外移住を計画している人は、まずは試しに1か月ほどその国に住んでみてはいかがでしょうか。自分でアパートメントを借りて、現地の食事を楽しみ、求人情報を調べる。日本食レストランの有無や物価など、実際の生活を想定して現地調査すれば、ギャップを限りなく小さくすることができます。

今回は2つの失敗例を紹介しましたが、いずれもありがちな事例です。是非移住先の都市選びの参考にしてみてください。




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