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「東南アジアで暮らしたい。国はある程度目ぼしをつけているけど、まだ決めきれていない」という方は、現地の保険事情を鑑みて国・都市を決めてみてはいかがですか。

日本にいるうちはあまり考えていないかと思いますが、現地で暮らすに当たって、海外保険事情は非常にシビアかつセンシティブな問題となり背中にのしかかってきます。とりわけ家族や中高年の方が移住を考えている場合は、現地の保険事情をいまのうちに確認しておくといいでしょう。

国民健康保険は使える?使えない?

もし日本に住民票を置いたまま海外移住をするならば、海外現地でも国民健康保険を使うことができます。具体的には最初に自己負担100%で病院に代金を支払い、その後健康保険組合に必要書類を提出すると、数か月後に銀行に還付金を振り込んでもらうことができます。

ただし、この必要書類が多岐にわたり複雑化しているため、多くの海外居住者は利用していないのが現状です。また、最初に自己負担100%というのも厳しいところです。

海外旅行保険は使えない

海外旅行保険は短期間の旅行のための保険が前提としてあり、あくまでも旅行中に事故や病気に見舞われたときに適用される保険です。移住者と判断された場合は、規約違反で保険がおりないことも十分に考えられます。

ただし、都市によっては保険代理店が移住者に年間契約の海外旅行保険を販売していることもあり、その場合は移住者でも保険が適用されます。メリットとしては、余計な審査がなく、書類の提出のみで即保険に加入することができることです。しかし、一般的に現地に特化した保険と比べて値段が高く、また適用範囲が狭いのが欠点の1つでもあります。

同保険に入る方は、往々にして数か月ないし1年程度の赴任で海外に暮らしている駐在員が主となります。

移住者が加入できる現地の保険は2種類ある

では、海外移住者は現地で保険には加入していないのでしょうか。まず、移住者の中には現地の会社で働いている会社員と、会社を持たずにフリーで働いている人がいます。最近ではノマドワーカー、ノマドトラベラーといった言葉もよく聞くようになりましたが、彼らが後者に該当します。

現地の会社で働いている会社員は国民健康保険に加入

ほとんどの国・都市では、会社員は日本と同様に国民健康保険の加入義務があります。しかし、問題なのは

  1. 国が定めた病院のみ利用可能
  2. 国産もしくは国が指定した薬しか保険が適用されない
  3. 年間で適用される金額に上限があり、使い物にならないくらい低い

ことが挙げられます。

アジアの病院というのは、日本人からすると驚くほど劣悪な環境のため、基本的に日本人は国際病院へ行きます。

しかし、国際病院のほとんどは①と②に該当しません。また、③は国にもよりますが、例えばベトナムであれば年間保険適用される上限は5万円までと決められています。国際病院の医師にかかり、薬を処方してもらうだけで1万円は超えますし、MRIや血液検査などを行えば、1度で上限を超えてしまう可能性も十分にあります。

そのため、現地で働いている会社員は、国民保険とは別に民間保険にも加入しているのが普通です。

現地の民間保険が移住者の頼れるパートナーとなる!

国民保険で物足りない会社員やフリーランスで働く自由業の移住者の多くは、民間保険に加入します。

保険会社は国内及び外資系がありますが、おすすめは後者。

前者はやはり年間の上限が低く、どちらかというと外国人向けではなく、現地の富裕層向けの保険となります。一方、外資系は移住者や駐在員を客層としているため、保険の内容は非常に手厚いものがあります。年間の保険費用は10~20万円が相場となり、保険適用の範囲やオプションによって値段が上下します。

持病の保険適用の有無は必ず確認を

民間保険に加入する場合は、保険会社によって持病の保険が適用されない、もしくは保険加入自体認められないことがあります。これは加入前から必ず保険を使われることが想定されるため、保険会社が加入を認めない場合があります。具体的によくある事例としては、癌、糖尿病、高血圧症、リウマチ、痛風などが主。

しかし、保険会社によっては待期期間を設けていて、同期間を超えた場合は保険が適用されます。待期期間の多くは12か月となりますので、保険加入の最初の年は上記持病に対して保険は使うことはできませんが、2年目からは適用されるようになります。

移住希望都市に需要を叶えてくれる保険会社があるかを確認しよう

まずは移住を希望する都市で、自分の需要を満たしてくれる保険会社の有無を調べましょう。現地在住者のブログを調べたり、問い合わせて相談してみるのもいいでしょう。

保険を重要視するのであれば、保険会社の有無で移住先を決めるのも1つの手段です。

海外移住者にとって、保険はとても大事な「生活3要素」の1つ。

海外移住者にとって、保険は「ビザ」、「学校」に次ぐ生活3要素の1つです。この3つの問題は自分の力だけではどうしてもクリアできないため、諦めることができない場合は移住先を変える必要に迫られます。しかし、今回紹介した保険は、日本にいるうちからネットで調べることができますし、アジア圏であれば損保ジャパンなど日系の保険会社も進出しているので、日本人担当者が対応してくれることもあります。

まだ移住先を決めかねている方は、是非パートナーと保険の必要性について一度話し合ってみてください。




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