この記事では、WEBライターのポートフォリオの作り方を初心者目線で徹底解説しています。
・ポートフォリオってそもそもなに?
・ポートフォリオは作った方が良いの?
・何に気をつければ良いのかサッパリ分からない
こんな疑問にお答えします。
WEBライターのポートフォリオとは、執筆した文章や手がけた記事をまとめた作品集のことです。
主には、仕事を獲得する際に活用するものでポートフォリオがあるのとないのとでは、大きく成約率が変わってきます。
クライアントが「ぜひお願いしたい」と思ってもらえるようなものを作成して、選ばれるWEBライターを目指していきましょう。
WEBライターがポートフォリオで意識すべきクライアントの視点

「ポートフォリオを通して、クライアント(発注者)は何を見ているのか」を事前に把握しておくと、とても好印象を与えられるポートフォリオを作成できようになります。
先に結論を言うと、クライアントは、自社が求める成果物を作成できるかどうかをイメージしながら確認しています。
例えば、美容記事を書いて欲しいと思っているクライアントであれば、ポートフォリオを通して①この人は自社が求めるレベルなのか②美容に精通しているのかなどを見ていると言うことですね!
そのため、ポートフォリオを作成する際には、多くの案件を獲得するために「不特定多数に、気に入ってもらえるようアピールしなきゃ」と考えるのではなく、「特定のターゲットに、自分はどんな利益を与えられるか(どう役立てるか)」というターゲット目線でまとめましょう。
WEBライターのポートフォリオの6つのポイント

WEBライターがポートフォリオを作る際のポイントは以下6つです。
1.記名記事や運営ブログを掲載する
クライアントに自分の作品を通して、ライティングスキルや個性(文章の雰囲気など)を確認してもらうべく、名前の入った記事、または運営しているブログを記載します。
記名記事とは、自分の名前が入っている記事のことです。

記名のない記事は、自分が書いた記事かどうかの証明がないため、クライアントによっては評価の対象にならないこともあります。
案件を受注する際に、「記名できるかどうか」「ポートフォリオに記載できるかどうか」の2点を確認しておくと良いですね。
2.クライアントの声を入れる
実績と同じくらい大事な項目が、クライアントの声です。

どんなに優れたライティングスキルを持っていたとしても、客観的に証明できるものがなければまったく意味がありません。
また、クライアント(発注側)は採用する際に、第三者の目を通して以下のポイントを確認しています。
- 報連相がしっかりできているか
- レスポンスは早いか
- 丁寧に仕事ができるか
- 納品は早いか
- 期待以上の成果物を納めているのか…etc
WEBの世界における信用は、実績とクライアントの声と深く胸に刻んでください。
3.数字を入れる
ポートフォリオには、具体的な数字を入れることを意識します。
例えば、運営しているブログの月間アクセス数や売上、クラウドソーシングの実績数、高評価の数値などです。
コトバに数字を入れると、それだけで説得力が増し、さらにはクライアント(発注者)に良いインパクトを与えることができます。
4.記事を厳選する
ポートフォリオに掲載する記事は必ず厳選します。あれもこれもと入れてしまうと、かえって印象がぼやけてしまうためです。
ポートフォリオの目的は、クライアント(発注者)にライティングスキルや個性、実績を示して採用してもらうことなので、自分の強みがわかる記事だけを掲載するようにしましょう。
5.情報は整理して端的に書く
ダラダラと長ったらしく書くのではなく、端的にまとめることを心掛けます。
2021年7月現在では、ポートフォリオを作成している人はまだ少ない印象なので、ポートフォリオを見せるだけでもごぼう抜きできます。
しかし、応募数の多い人気案件で勝ち取るにはポートフォリオの提示は欠かせないのと、クライアント(発注者)に見やすいと思ってもらえるよう見栄えに配慮することがかなり重要です。
クライアント(発注者)は、1日に何十ものポートフォリオを見るわけなので、読みにくい/見にくいと思った時点で不採用を通知します。
冒頭でターゲット目線とお伝えしましたが、自分のアピールにこだわるより、まず見る人の視点に寄り添ってまとめないと、そもそも見られないので要注意です!
6.ポートフォリオを定期的に更新する
良い案件はいつ訪れるのか分かりません。チャンスが巡ってきた際にいち早く出せるように、ポートフォリオは数週間に1回は見直して、最新の情報に更新しておきます。
また、ポートフォリオ=自分の実力の証明なので、スキルアップと同時に更新しなければ一生同じレベルの案件しか取れなくなってしまいます。
WEBライターのポートフォリオの作り方
WEBライターのポートフォリオのフォーマットは特に決まっていないので、本当に人によって様々です。
note(プラットフォーム)で提示する人もいれば、無料ブログ(はてなブログ・アメブロ)で作り込んでくる人もいます。
ここでは、WEBライター未経験者を1万〜300万の実績をプロデュースした僕がおすすめする2つのサービスをご紹介します。
最もおすすめなのはWordPress
特別な理由がない限り、WordPressでポートフォリオを作成するのがオススメです。
理由はいくつかありますが、最大の理由は、依頼主がWordPressでサイト/ブログを運営していることが多い為です。
WordPressのポートフォリオを持っておけば、クライアントに
・この人WordPress扱えるんだ◎
・SEOの知識も持っていそうだわ◎
・WordPressで直接投稿してもらいたいから楽◎
このように総じて好評価をして頂けます。
ちなみに高単価案件を獲得するには、
・SEOの知識
・WordPressの知識
この2つは必須なのでWordPressを開設してまったく損はないですね!
他にもポートフォリオだけでなく、自サイトを運営していれば直接オファーが届くこともあるので、WEBライターの収入を上げやすくなります。
簡単に作成したければエディレコ
WordPressほどのポートフォリオは必要ないと言う人は、エディレコがオススメです。

CROCO株式会社が運営している編集者・ライター向けに特化したWEBポートフォリオサービスです。ライターなら誰でも無料で利用でき、感覚的に操作できるので、ものの数分で作れるのが魅力的ですね。
デザインもオシャレなので、WEBライター初心者はWordPressでポートフォリオができるまでに持っておくと良いです。
WEBライターのポートフォリオに含めるべき項目

WEBライターのポートフォリオには、次のような内容を記載します。
- プロフィール
- (案件に活かせそうな)資格
- 執筆実績(記名記事)
- 執筆実績(記名なし)
※クライアントに無断で許可なく掲載してはいけません。必ず掲載可能かどうか聞きましょう。 - 得意ジャンル
- できること(WordPress・SEO・編集・構成・写真撮影など)
- (あれば)個人ブログ
- クライアント様の声
- お問い合わせ窓口
【絶対にダメ】ただ羅列しただけのポートフォリオ
ただ執筆歴を羅列しただけのポートフォリオは、せっかく作ったのにかえってマイナスな印象を与えてしまいます。
冒頭でもお伝えしましたが、クライアント(発注者)はポートフォリオを通して、どんな成果物を納めてくれるのかをイメージしながら確認しているので、情報を補足してあげる必要があります。
最低限以下のOK例を参考にして、クライアントが発注したいと思えるようにアシストしましょう。

【Q&A】これ書いた方が良いの?
- 依頼料金は書くべき?
依頼料金の公表に関しては、絶対ではありません。依頼料金を見せるメリットは、コミュニケーション回数を減らすことなので、スムーズに受注につなげることができます。先にある程度の料金表を出しておくのも1つの手ですね。
- 経歴や職歴などどこまでの情報を開示すべき?
公表したくない情報は無理して記載しなくてもOKです(例えば、「会社名」ではなく「不動産系の会社」)。ただし、クライアントの印象にプラスに働く情報は、積極的に公表した方が案件を取りやすくなります。
ポートフォリオを営業の武器にしよう

低単価ライターのうちはあまり必要としませんが、高単価ライターを目指す上では作っておいた方が良いポートフォリオ。上手に活用することで、最強の営業ツールになります。
ただ自分がアピールしたいことをベースに書くのではなく、どういった情報を公表すればクライアントの役に立てるかを逆算して作成するようにしましょう。
そうすることで、自然と多くのクライアントの目に留まり、依頼回数や契約単価も上がっていきます。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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